「パソコンが起動しない」問題としてよくあるのが、ボタン電池の電池切れです。
電池切れにによって、BIOS設定がリセットされ、起動する際の起動順番が変わったことで起こる症状です。
通常の起動順番は電源投入→ハードディスク→CD/DVDドライブ→その他のドライブというような形ですが、リセットされることでこれらの順番が変わってしまい、特にハードディスクの順番が最後になったり、複数のハードディスクが装着されている場合、違うハードディスクから読み込まれたりするとエラーが起こり、起動しなくなります。
年に4~5件くらいはこの症状でお客様が弊社に修理依頼をされることがあります。
パソコンの電源は入るがOSが起動しない
このような時はまずBIOSを立ち上げてみることです。
ほとんどのパソコンは電源投入後のメーカーロゴ画面、マザーボードロゴ画面でF2キーかDeleteキーを押すことでBIOS設定画面に入れます。
BIOS画面を立ち上げた際に表示されている時計や時間が狂っている場合はほぼボタン電池の消耗と疑ってください。
ボタン電池の役割は、電源を切った際でも変更したBIOS設定を維持させるために使用するメモリの役割を果たしているため、時計が狂うということは設定が保存できなくてリセットされてしまっているということになります。