完全にパソコンが起動しないということで持ち込まれたパソコンです。診断の結果、ハードディスクの故障により、アクセス不能になっておりました。
1年半前に買ったものらしいのですが、小さなお子様がよく持ち運びするということでハードディスクに衝撃を与えすぎたことが原因かと思われます。
パソコンを置く際に乱暴に置いたりすることで一気に寿命は縮まります。ハードディスクはとても振動や衝撃に弱いものなのです。
振動に強いSSDをチョイス
ほとんどお子様が利用し、ゲーム目的での使用が大半ということもあり、そんなに保存容量もいらないということから今回はSSDの240GBをチョイスしました。SSDは物理的な稼動箇所がないためHDDよりはるかに振動・衝撃に強いとされています。
取り外すとTOSHIBA製のハードディスクが入っておりました。正直TOSHIBA製のハードディスクは故障が多い気がします。弊社では好んで購入したことはないかもしれません。
ハードディスクの交換
メーカーによってはハードディスクを交換するだけでかなりのパーツを分解する必要がありますが、FUJITSU製のノートパソコンはメンテナンス性も良く、取り付けも5分ほどで終了です。
パソコン自体のスペックが平均以下なのでかなりストレスが溜まるほど機能性は良くなかったということなのでこれで期待が持てます。残念ながらハードディスクが完全に壊れていたため、バックアップが取れておらず、クリーンインストールをすることになりました。
OSのインストール
シリアルなどを確認しましたがどこにもなく、リカバリディスクもない状態でした。しかし、Windows8.1からのアップデートでWindows10にした際にマイクロソフトアカウントを取得していたということでシリアル不要でした。非常にラッキーです。
そのままクリーンインストールを行いアカウントを使って認証を行ってみましたがすんなりクリアー。良かったです(><)
セッティングを行っているときにふと、CPUのグラフを確認したところ作業をしている際は常に使用状況が95~100%となっており、CPUの性能の悪さが浮き彫りになりました。流石に通常のハードディスクを使用するとストレスが溜まってきついかもしれません。
完全にSSDのおかげでCPUが100%近く稼働しててもある程度快適に動くようになったと言っても過言ではありません。(お客様もこの性能にびっくり)
安いパソコンにはそれなりのパーツしか付属していないためスペックに期待はできません。遅い原因の殆どはスペック不足から来るものだと認識できる結果となりました。